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Hijras The Third Gender of India

Hijras - The Third Jender of India
Photograper by Takeshi Ishikawa


  Myriad forms of trans-gendered cultures, such as Berdache that existed among the Native Americans, used to be found throughout the world. Yet, those communities would follow the path of extinction as the wave of Christian colonization and socialization spread, while it made the practice of trans-gendered cultures illegal as well as a form of stigmatization. Furthermore, it would be consumed and swallowed by the so-called gay-culture. Within this trend, surprisingly there still exists the third gender called “Hijra” within the Indian cultural sphere that is distinctly different from the conceptual underpinnings of what is perceived as a trans-gender in the West. The Western and the Japanese society possess a dualistic perspective on gender, which is either male or female. As Shiva, the Supreme Lord, is occasionally described as a hermaphrodite, gender differentiation within the Indian society, largely comprised of Hindus, is also very peculiar in its kind, seen in the existence of a middle gender that combines both characteristics of a man and a woman.

   Hijras claim to be, “born intersexes.” Therefore, it is still believed today in Indian society that, “Hijras are born intersexes” or “hermaphrodites.” Most Hijras, however, are born as “men.” Subsequently, those who feel at odds with their own sex from the time of boyhood to puberty, become Hijras as they sever their own, male sexual organs. In that sense, Hijras can be called the trans-genders of India. When the word, Hijra, is interpreted in the Western sense, it would be a complex intertwinement of trans-sexualities such as, Transvestism, Gender Identity Disorder and Gender Disorder, which forms a trans-gendered identify that is “uniquely Indian.” Nevertheless, a Hijra will never claim to be a trans-gender, and this underlines the fundamental difference between how a trans-gendered identity is defined in the West. Just as men and women play their roles in society, Hijras, who are neither men nor women, belong to a special category of gender, and fulfill a socio-cultural role that is only reserved for them.

   The most well known role for a Hijra is to bestow in God’s name, “the power to procreate as well as create new life for newly-born male babies and for newly-wed couples.” In addition, they provide entertainment through their performance act to those who have gathered around for the occasion. Also, the Hijra societies are interconnected throughout the country and each community is comprised along territorial lines. However, in recent years, the congratulatory acts given by Hijras have been rapidly declining. The breakneck speed of India’s Westernization and urbanization within the past decade have pushed the jobless Hijras out of their homes to visit commercial establishments as well as families and demand monetary compensation by forcefully conferring good wishes onto them. This situation has created a vicious cycle as it has driven some Hijras to beg or to prostitute, which in turn earns them disdain, further leading to the loss of their true profession.
   Whether it be India or not, for a millennia, gender has formed the basis of human identity. Knowing the varied cultures of Hijras serves as an indicator for universal topics such as our gender and sexuality.

Photos and copyright by Takeshi Ishikawa


 かつて世界にはアメリカ・インデアンのベルダッシュのように多様なトランス・ジェンダーの文化が存在していました。しかし、キリスト教社会による植民地化のなかで多くのトランス・ジェンダー文化は法律で禁止されたり蔑まれたりゲイ文化に飲み込まれたりして消滅していきました。そんななかで、インド文化圏には西洋のトランス・ジェンダー文化とはまた違う、第三のジェンダーともいえる「ヒジュラ」と呼ばれる文化が現存していることは驚きです。われわれ日本や西洋では男性か女性かとジェンダーを二極で考えますが、ヒンドゥー教徒が多いインドでは、最高神のシヴァ神が男女両性具有として時々描かれているように、人間社会の性区分も独特で、男性と女性の性を併せ持った中間のジェンダーが存在します。

  ヒジュラたちは「自分たちは生まれながらの半陰陽者だ」と主張します。そのため、今日でもインド社会では「ヒジュラは生まれながらの半陰陽者」「男女両性具有」と信じられてきました。しかし、ほとんどのヒジュラは「男性」として産まれています。そして、少年期から思春期において自分の性に違和感を持った人などが、自らの男性性器を切除してヒジュラのなります。そのため基本的にはヒジュラはインドのトランス・ジェンダーといえます。ヒジュラという用語をあえて西洋的な用語で訳するならば、女性症、性別同一性障害、性別障害など多様なトランス・セクシャルが複雑に絡み合った、「インド独自のトランス・ジェンダー」といえます。しかし、ヒジュラが西洋のトランス・ジェンダーとの根本的なの違いは、決して自分たちはトランス・ジェンダーだと主張しません。そして、男性や女性が社会的役割を持っているように、男性でも無く女性でもないヒジュラという特別なジェンダー・カテゴリーと、ヒジュラだけに与えられた文化的社会的な役割を持っていることです。

 インドにおいてもっと知られているヒジュラ役割は、「産まれたばかりの男児と、婚礼が行われたばかりの新婚の二人に、新しい生命を創り出す力、家族を繁栄さす力」を神の名において授けるという役割と、またそれに伴うパフォーマンスで集まってきた人たちに娯楽を提供することです。また、ヒジュラ社会はインド中にネツとワークで結ばれていて、それぞれがテリトリーをもったヒジュラ・コミニュティーして組織されています。しかし、こうしたヒジュラの祝福は近年急速に減少していいます。この10年のインドは西洋化、都市化が急速に進み、仕事を失ったヒジュラたちは日常的に街に出て商店や一般の家庭を回り、商売の繁栄や家族の繁栄を祈願する祝福を、強要し金銭要求する。また物乞い、あるいは売春までも行うようになり、蔑まれて本来の仕事がまだ減少するという悪循環を起こしています。
インドであれどこでも今も昔も、ジェンダー・アイデンティティーは人間のアンデンティティーの根源をなすものです。インドのヒジュラという多様な文化を知ることは、我々誰もが持ジェンダーやセクシャルティーという普遍的な問題に多くの示唆を与えてくれると思います。

Takeshi Ishikawa Ishikawa50@hotmail.com
Photos and copyright by Takeshi Ishikawa
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# by ishikawa3529 | 2012-02-05 20:02 | Text Overview

石川武志 プロフィール

THE PROFILE OF TAKESHI ISHIKAWA

GIVEN NAME: TAKESHI FAMILY NAME: ISHIKAWA
NATIONALITY: JAPANESE
OCCUPATION: PHOTOGRAPHER
PLACE OF BIRTH: TOKYO, JAPAN
DATE OF BIRTH: 1950

1972 GRADUATED FROM TOKYO COLLEGE OF PHOTOGRAHY
1972-75 ASSISTANT FOR W EUGENE SMITH (IN HIS MINAMATA PROJECT?@JAPAN)
1975 STARTED WORKING AS A FREELANCE PHOTOGRAPHER
1980 STARTED THE RESEARCH ON HIJIRAS
1982 HELD THE PHOTOGRAPHIC EXHIBITION TITLED "HIJIRA" IN TOKYO
1995 PUBLISHED A BOOK "HIJIRA - THE THIRD GENDER IN INDIA"
2008-SEP?@PHOTOGRAPHIC EXHIBITION TITLED
"HIJRAS THIRD GENDER OF INDIA" IN FOREJIN CORRESPONDENTS CLUB OF JAPAN

1971年から1975年、ユージン・スミス氏のアシスタントとして「ミナマタ」を取材
1975年渡米、以後フリーランスとなる
1978年シルクロードの取材を機に以後、アジアの祭りや民族、宗教、遺跡などを取材
1980年インドでサドゥの取材を開始
1982年インドのトランスジェンダーの社会「ヒジュラ」の取材を開始する。
   以後インドでの取材は100回以上に及ぶ。
1985年以後取材先をペルーのインカやハイチのブードーやブラジルのカンドブレなどフィールドをアフリカや中南米にも広げる。
1990年頃から世界遺産を重点的に撮影、中でも古都や文化遺産の世界遺産と共に生きる人間を取材。特にアンコール遺跡やクメールの踊り子たちの取材は10回以上に及ぶ。
現在のインドにおいては「マハラジャ・ホテル」「ガンガー巡礼」2-3年後の終了をメドに取材中    

    出版物

1995年   「ヒジュラ・インド第三の性」       青弓社
1998年   「アジアの奇祭」             青弓社 
    写真展
1983年    「ヨーギ」         新宿ニコンサロン
1985年    「ヒジュラ」        ミノルタ・フォトスペース
2008年    「HIJRAS」         外国人特派員協会
2011年    「ガンガー巡礼」      銀座ニコンサロン
他、グループ展多数
   
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# by ishikawa3529 | 2012-02-04 20:00 | PROFILE

旅学6号「ヒジュラ」

旅学 2009年12月1日売りでインドの「ヒジュラ」を10ページにわたって掲載しています。
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# by ishikawa3529 | 2010-06-18 10:47 | Topics

三橋さんからの励まし

石川武志写真展「ヒジュラ インド 第三の性」

2008年9月28日~11月1日まで          
場所:日本外国特派員協会
 (千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル20階) 


会場はちょっとわかりにくく、有楽町駅南口すぐの「有楽町電気ビル」北棟20階「日本外国特派員協会」のフロアーにあるバーラウンジです(受付に尋ねると教えてくれます)。

広いラウンジの壁面に20点ほどの写真が展示されています。
どれも、ヒジュラの伝統的な習俗とその現状を伝える迫力に満ちたものばかりです。

ヒジュラは、元々、シヴァの神に仕える両性具有者を名乗る人々で、ヒンドゥー教を信仰するインドの人々の誕生・結婚・出産などの儀礼に深くかかわってきた宗教・芸能集団です。

そのあり様は、かって世界各地に広範に存在し、特有の社会的役割をになってきたサード・ジェンダーの姿を現在に伝えるものとして、文化人類学、性社会史的に注目されています。

石川さんは、1982年からヒジュラの取材を続け、排他的なヒジュラ集団の奥深くまで入りこんで撮影した写真の数々は、記録としても、学術資料としても、たいへん価値があるものです。

まだ2週間ほど会期がありますので、インド好きの方はもちろん、広くジェンダー/セクシュアリティに興味がお有りの方には、ぜひ、ご覧になっていただきたいと思います。
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# by ishikawa3529 | 2008-12-19 01:31 | Topics

写真展 ヒジュラ インド第三の性

d0106788_1872742.jpg9月28日から11月1日まで「ヒジュラ」の写真展します。日本外国特派員協会というちょっと変わった場所。
写真ギャラリーではなくロビーやレストランに展示する。インドのトランスジェンダー社会が外国特派員の皆さんにどう受け取られるのだろうか、またどんな出会いが待っているのか。私の知人が会場に見えるときは時前にお電話いただきたい。
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# by ishikawa3529 | 2008-09-22 18:16 | Topics